背面濾過水槽 ネプチューンキューブW60

横幅60cm奥行55cm高さ50cm背面濾過水槽ネプチューンキューブW60

ネプチューンキューブ背面濾過水槽W60は物理濾過に4インチフィルターバックを採用し強力な物理濾過を行います。
物理濾過の重要性
餌や糞などを除去する目的でどの水槽システムでも利用されます。
物理濾過が脆弱な水槽システムは、生物濾過に負担がかかり、ろ過材にデトリタスが沈殿し生物濾過の性能が低下し細菌の温床になります。
そのためろ過材は定期的にメンテンナスが推奨されていますが、当社の4インチマジカルフィルターバックの強力な物理濾過力が生物濾過層に流れる前にキャッチしデトリタスになる原因となるもの漉し取ります。
生物濾過槽への負担を減らすだけでなく、ろ過材の洗浄などのメンテナンスも大幅に減らすことができます。

背面濾過の1層目(物理濾過エリア)の下部に当社推奨ろ過材が2L入れることができます。

多目的な利用ができる2層目は下記ような利用方法を想定して設計されてます。

・プロテインスキマーを設置しフィルターバックでは取れない有機物を水槽外に排出
推奨プロテインスキマー
ZKSJ リーフ80IN(対応水量:150L)

ZKSJリーフ80INを利用した場合
背面濾過の2層目に当社推奨ろ過材を6L~8L入れることができます。
バイオボールプロ
15mmセラミックリング
プロテインスキマーでスキミングされた飼育水がろ過材に流れる構造を採用しており、溶存酸素の高い飼育水がろ過材に流れ込み生物濾過の硝化効率があがるように設計されています。

SPS(ミドリイシ)などの有機物強力に除去する必要がある場合はZKSJリーフ80INを2台設置して運用することができます。ソフトコーラルやLPSの飼育の場合はプロテインスキマーは1台で十分です。

水槽の温度管理に必要なヒーターは標準でメーカーより300Wヒーターが付属されてます。
背面濾過の2層目(生物濾過エリア)に設置します。
他社のヒーターを利用される場合でもメーカーの2層目(生物濾過エリア)に設置してください。
理由
3層目(ポンプ室)に設置すると水の蒸発によりヒーターが水中から出てしまい空焚き状態になる可能性があり危険です。2層目(生物濾過エリア)は水の蒸発などによる水位変動がないため、ヒーターを空焚きするリスクがなく安全に運用できるためです。

リン酸吸着剤や活性炭などの化学濾過材を2層目(生物濾過エリア)に設置することができます。

3層目(ポンプ室)に設置する循環ポンプはW60のセット品として、1時間1500Lの循環ポンプと接続ホースが付属しています。
センサー型の自動給水システムを利用して蒸発した分を自動で給水することもできます。
※2024年年末までにセンサー型自動給水システムを販売する予定です。
べっぴん珊瑚の嫌気スポンジをカットしてガラス面に配置して嫌気エリアを構築するなどの方法も考えられます。

背面濾過水槽ネプチューンキューブW60は飼育水の流れに拘って設計しております。
生体がいる鑑賞エリアからは左側に上下2つの排水スリッドを設置し、水面に浮かぶ油膜を取るだけではなく底部からも飼育水を排水する構造を採用しています。
メリット
水槽底部から飼育水を汲み上げることにより、水の流れが悪くなりやすい部分に水の流れが生まれ止水域が軽減される。
水槽底層および中層に浮遊しているゴミなどを回収できる

背面濾過水槽はコストと生産の簡易さから、物理濾過層、生物濾過槽、ポンプ室の仕切りは通常2枚で水が流れる経路を作る設計が多いです。
背面濾過水槽ネプチューンキューブW60は4枚の仕切り板で制作されており、すべての層が水槽底部から水が汲みあがり、上部から流れ込む多層式構造を採用してます。
多層式構造は生物濾過の効率が高く、オーバーフロー水槽のようなスペースに余裕がない背面濾過水槽では効率にこだわり設計する必要があると考え、この方式を採用しております。

生体の飼育スペースは内寸で横幅58cm奥行38.6cmと60cm背面濾過水槽では最大級の大きさです。
ライブロックや擬岩でレイアウトしても内部ガラス面の掃除で困ることはないよう飼育スペースを確保。
生物濾過は推奨ろ材を利用すれば8L入れることができ、アンモニア、亜硝酸など硝酸塩へ変える硝化能力も高水準で確保できるため、海水魚の飼育にも向いています。

背面濾過水槽ではスペースの問題で、エアリフト式のおもちゃのようなプロテインスキマーしか設置できない水槽が多い中、背面濾過水槽ネプチューンキューブW60はZKSJリーフ80INのような水調整可能な本格的なモデルも利用でき、2台設置することより総水量の2倍程度の環境を構築できます。

背面濾過水槽はオーバーフロー水槽のようにヒーターなので機材が鑑賞スペースから見えないためスタイリッシュです。しかし、小型の背面濾過水槽は物理濾過と生物濾過が脆弱なため飼育難易度が跳ね上がる製品が多いです。

サンゴ、海水魚飼育にも最適!背面濾過水槽ネプチューンキューブW60を解説

水槽サイズ: 横幅60cm × 奥行55cm × 高さ50cm (総水量約135L)
ガラス厚: 前面・両側面10mm超透過ガラス、背面濾過仕切りガラス、背面8mm

背面濾過水槽ネプチューンキューブW60は、飼育水の流れにこだわって設計された、海水魚飼育にも最適な水槽です。

飼育水の流れへのこだわり

生体がいる鑑賞エリアの左側に、上下2つの排水スリッドを設置。水面に浮かぶ油膜を取るだけでなく、底部からも飼育水を排水する構造を採用しています。

メリット

  • 水槽底部から飼育水を汲み上げることで、止水域を軽減し、水槽全体に水の流れを作ります。
  • 水槽底層や中層に浮遊するゴミを効率的に回収します。

多層式構造で高効率な生物濾過を実現

一般的な背面濾過水槽では、コストと生産性を考慮し、2枚の仕切り板で濾過層を構成することが多いです。しかし、ネプチューンキューブW60は4枚の仕切り板を使用し、すべての層が水槽底部から水を汲み上げ、上部から流れ込む多層式構造を採用。

オーバーフロー水槽に匹敵する高効率な生物濾過を可能にしました。

広々とした飼育スペース

内寸は横幅58cm × 奥行38.6cmと、60cm背面濾過水槽では最大級の広さを確保。ライブロックや擬岩などをレイアウトしても、内部ガラス面の掃除がしやすい設計です。

サンゴだけじゃない海水魚飼育にも対応

推奨ろ材を使用すれば、8Lもの生物濾過槽を確保できます。アンモニアや亜硝酸を硝酸塩に変える硝化能力も高水準なため、海水魚飼育にも最適です。

ネプチューンキューブ背面濾過水槽W60専用キャビネット組立動画

特徴

  • 海水耐性: PETフィルム(ポリエチレンテレフタレート樹脂シート)による防水加工で、海水による劣化を防ぎます。
  • 堅牢な構造: レッドシー製キャビネットにも採用されているカムロック方式を採用。部材をしっかりと接合し、安定性を高めています。
  • スタイリッシュなデザイン: シンプルなデザインとカラーバリエーションで、お部屋に自然と溶け込みます。

仕様

※ 製品チェックのため、初めてキャビネットを組み立てた際の作業時間です。ネプチューンキューブW60専用キャビネット 組み立て動画解説

開梱

キャビネットは段ボールで梱包されています。結束バンドを切って開梱し、緩衝材を取り出して、キャビネットのすべてのパーツを取り出します。

組み立て準備

  • 作業スペースの確保: 部品点数が多いので、あらかじめ部品を置くスペースを確保しておきましょう。
  • 組立マニュアルの確認: 組立マニュアルは少し不親切な部分があります。図に記載されているパーツの穴位置などを参考にしながら、部品を探し、組み立てていく必要があります。
  • 部品の確認: 似た部品があるため、マニュアルの図をよく見て、穴の位置などを確認しながら作業しましょう。

組み立て

  1. カムロックの取り付け: カムロックなどの部品を正しく取り付け、ネジを締めます。電動工具を使うと締めすぎる可能性があるので、手締めが推奨です。
  2. 仮合わせ: 部品を組み合わせる際は、仮合わせをして確認しながら進めましょう。カムロックは、間違えて接合すると取り外しが大変なので注意が必要です。
  3. 部品の向きと位置の確認: マニュアルの図と同じ向きに製品を並べ、必要な部品を探します。説明書をよく見て、木ダボなどの必要な部品も確認しましょう。

まとめ

全体的に、初めてキャビネットを組み立てる際には、マニュアルをよく読み、部品の向きや位置などを確認しながら、慎重に作業を進めることが大切です。 焦らず、一つずつ確認しながら組み立てれば、誰でも完成させることができます。

この動画が、ネプチューンキューブW60専用キャビネットの組み立てを検討されている方の参考になれば幸いです。