ネプチューンキューブW60背面濾過水槽の基本スペック
- 水槽外寸:横幅60cm×奥行55cm×高さ50cm(総水量135L)
- 飼育エリア内寸:横幅58cm×奥行38.6cm(同クラス最大級)
 - ガラス厚:10mm超透過ガラス(前面・側面) 8mm黒ガラス(濾過槽仕切り・背面)
 
 - 標準付属品
- 循環ポンプ:毎時1500L
 - ヒーター:300W
 - フィルターバック1枚
 
 
強力な物理濾過システムを備えフィルターバックと電動ローフィルターを選択できる
標準装備で強力な物理濾過能力のフィルターバックを採用
- フィルターバックによる物理濾過を選択した場合のメリット
- デトリタスの原因になる餌や糞などを確実に除去し生物濾過層への負担を軽減
 - メンテナンス頻度の大幅な削減が可能
 - フィルタバックは洗うことで何度も再生利用が可能
 
 - フィルターバックのデメリット
- 目詰まりするたびに清掃交換が必要
 
 - 1層目(物理濾過エリア)には推奨ろ過材2L搭載可能
 
日々のメンテナンスが楽になる電動ロールフィルター(オプション)
- 電動ロールフィルターによる物理濾過を選択した場合のメリット
- 電動ロールフィルターは目詰まりを水位で検知し自動でフィルターの巻取りを行うため、汚れ具合にも左右されるが1か月~2か月は物理濾過のメンテナンスは不要になる
 
 - デメリット
- 初期導入費用が必要なため費用面の負担が発生する
 - 目詰まりしたロールフィルターは再利用できないため1か月~2か月毎に購入が必要
 
 - 1層目(物理濾過エリア)には推奨ろ過材2L搭載可能
 
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				物理濾過の重要性
- すべての水槽システムで必須の機能
 - 脆弱な物理濾過は以下の問題を引き起こす:
- 生物濾過への過度な負担
 - ろ過材へのデトリタス沈殿
 - 生物濾過性能の低下
 - 細菌の温床化
 
 
2. 多目的用途で利用可能な2層目に設置するプロテインスキマーはプロテインスキマー設置オプション
推奨機種:プロテインスキマー ZKSJ リーフ80IN(対応水量:150L)
- 設置時の特徴:
- 推奨ろ過材6L~8L搭載可能
 - 溶存酸素の多い飼育水による高効率な生物濾過
 - SPS飼育時は2台設置可能(特にミドリイシ向け)
 - ソフトコーラル・LPS飼育時は1台で十分
 
 
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				推奨機種:プロテインスキマー AQUA EXCEL AE-100H(対応水量:300L)
- 設置時の特徴:
- 推奨ろ過材6L~8L搭載可能
 - SPS(ミドリイシ)・海水魚の過密飼育などの飼育に適したプロテインスキマー
 
 - デメリット
- 設置に際して水槽背面にスペースが必要なります。
 
 
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				使用可能な推奨ろ過材
- バイオボールプロ
 - 15mmセラミックリング
 - リン酸吸着剤や活性炭などの化学濾過材
 - べっぴん珊瑚の嫌気スポンジによる嫌気エリア構築可能
 
生物濾過システムの一例
このシステムは、サンゴと海水魚を飼育する場合に適した生物ろ過システムで、「ゼニナイヨシステム」という有名な水槽システムをベースにしています。このシステムの特徴は、嫌気性(酸素を必要としない)バクテリアと好気性(酸素を必要とする)バクテリアを効果的に共存させることで、高い浄化能力を実現していることです。
嫌気性バクテリアの生息域
- べっぴん嫌気スポンジ設置場所:
- 背面濾過層2層目の底面
 - 背面濾過層2層目前面ガラス
 - 背面濾過層2層目背面ガラス
 - 背面濾過層3層目ポンプ室のガラス面
 
 - 使用材料:べっぴん嫌気スポンジ
 - 役割:酸素の少ない環境を好む嫌気性バクテリアの住処となり、硝酸塩の分解などを担当
 
好気性バクテリアの生息域
- 設置場所:べっぴん嫌気スポンジの隙間
 - 使用材料:15mmセラミックリング
 - 役割:
- 酸素が豊富な環境を好む好気性バクテリアの繁殖場所
 - アンモニア・亜硝酸の硝化(硝酸塩への変換)を担当
 
 
システムの利点
- 二種類のバクテリアによる相乗効果で浄化能力が向上(硝酸塩を低く抑える効果がある)
 - コンパクトながら効率的な配置で空間を有効活用
 - 水質の安定化に貢献
 
発案者について
べっぴん珊瑚で知られるミニミニ氏が考案した「ゼニナイヨシステム」をベースにしており、60cm水槽用にカスタマイズされたバージョンとなっています。
このシステムは、複雑な生物学的プロセスを効率的に組み合わせることで、健全な水槽環境の維持を可能にする優れた設計となっています。
3. 温度管理システム
- 標準装備:300Wヒーター
 - 設置位置:2層目(生物濾過エリア)
 - 安全性:
- 水位変動の影響を受けにくい設計
 - 空焚き防止機能
 - 他社製ヒーター使用時も2層目に設置推奨
 
 
4. 循環システム
- 付属ポンプ:1500L/時
 - 接続ホース付属
 - 自動給水システム対応予定(2024年末)
 - センサー型自動給水システムによる蒸発分の自動補給機能
 
5. 飼育水の循環経路を追求した設計
背面濾過層への排水経路
- 左側に上下2つの排水スリットから飼育エリアの水を物理濾過へ排水
- 水面の油膜除去
 - 底部からの効率的な排水
 
 
- 水槽底部からの排水のメリット
- ライブロックなどでレイアウトすると止水域になりやすいエリアに水の流れを作ることができる
 - 水槽底層および中層の浮遊物質の効率的な回収
 
 
多層式構造の特徴
- 4枚の仕切り板による高効率設計
- 一般的な背面濾過水槽(2枚)と比較して優れた性能
 - 物理濾過、生物濾過、ポンプそれぞれ底部からの揚水と上部からの流入
 - オーバーフロー水槽に匹敵する性能
 
 - 限られたスペースでの最大効率を実現
 
ネプチューンキューブ背面濾過水槽W60専用キャビネット組立動画
特徴
- 海水耐性: PETフィルム(ポリエチレンテレフタレート樹脂シート)による防水加工で、海水による劣化を防ぎます。
 - 堅牢な構造: レッドシー製キャビネットにも採用されているカムロック方式を採用。部材をしっかりと接合し、安定性を高めています。
 - スタイリッシュなデザイン: シンプルなデザインとカラーバリエーションで、お部屋に自然と溶け込みます。
 
仕様
※ 製品チェックのため、初めてキャビネットを組み立てた際の作業時間です。ネプチューンキューブW60専用キャビネット 組み立て動画解説
開梱
キャビネットは段ボールで梱包されています。結束バンドを切って開梱し、緩衝材を取り出して、キャビネットのすべてのパーツを取り出します。
組み立て準備
- 作業スペースの確保: 部品点数が多いので、あらかじめ部品を置くスペースを確保しておきましょう。
 - 組立マニュアルの確認: 組立マニュアルは少し不親切な部分があります。図に記載されているパーツの穴位置などを参考にしながら、部品を探し、組み立てていく必要があります。
 - 部品の確認: 似た部品があるため、マニュアルの図をよく見て、穴の位置などを確認しながら作業しましょう。
 
組み立て
- カムロックの取り付け: カムロックなどの部品を正しく取り付け、ネジを締めます。電動工具を使うと締めすぎる可能性があるので、手締めが推奨です。
 - 仮合わせ: 部品を組み合わせる際は、仮合わせをして確認しながら進めましょう。カムロックは、間違えて接合すると取り外しが大変なので注意が必要です。
 - 部品の向きと位置の確認: マニュアルの図と同じ向きに製品を並べ、必要な部品を探します。説明書をよく見て、木ダボなどの必要な部品も確認しましょう。
 
まとめ
全体的に、初めてキャビネットを組み立てる際には、マニュアルをよく読み、部品の向きや位置などを確認しながら、慎重に作業を進めることが大切です。 焦らず、一つずつ確認しながら組み立てれば、誰でも完成させることができます。
この動画が、ネプチューンキューブW60専用キャビネットの組み立てを検討されている方の参考になれば幸いです。












